口臭検査口臭検査についてのご案内
口臭について
口臭の悩みを抱えている人は近年増加しています。
それに伴い口臭治療の認知度も高まりましたが、口臭のお悩みはなかなか周りの人に打ち明けられないものです。
当院では、大学病院などで導入されている口臭測定器「オーラルクロマ」を導入しています。
当院では、お口の中が原因によるものを治療いたします。
お気軽にご相談ください。
「認知症」は口が臭い人ほどなりやすい 口臭と認知症リスクの関連性が調査で明らかに
東京医科歯科大学大学院らの研究グループは、秋田県横手市における11年間の追跡調査をもとに、口臭と認知症の発症リスクの関連を調査しました。統計分析の結果、口臭のない参加者と比較して、重度の口臭を持つ参加者の認知症発症リスクは3.8倍高く、逆確率加重Coxモデルを用いた感度分析では、このリスクが4.4倍に上昇しました。
口臭測定の方法について
オーラルクロマは、口臭成分のガス「硫化水素・メチルメルカプタン・ジメチルサルファイド」を3つに分離し、各濃度を測定します。
口臭は、発生源によってガスの成分が違うため、各成分の濃度を分析することで口臭の原因が特定できます。
口臭測定診断結果の見方
ガスの濃度が数値で出るため口臭の原因や有無、度合いが客観的に分かります。
口臭測定の流れについて
STEP1お口の中の空気を採取します
注射器状のシリンジを少しの間くわえて頂き、お口の中の空気を採取します。
STEP2口臭測定器のシリンジをセットします
STEP3成分の分析を行います
口臭の分析を行います。解析には4分程度要しますので、暫くお待ち頂きます。
STEP4結果をお知らせいたします
口臭の結果を印刷してお渡しします。口臭がある場合、考えられる原因をお伝えします。
数値で結果が出ますので、客観的な判断が可能です。
料金注意事項について
口臭検査は保険外診療となります。
4,400円(税込)
ご予約は受付にてお申し出ください。
保険外診療と保険診療は同日に行えませんのであらかじめご了承ください。
検査当日の注意事項
- 検査前日はニンニクやネギ、アルコールなど臭いの強い食品を避けてください。
- 検査前日よりリステリンなどの洗口剤を控えてください。
- 検査の2時間前までに食事と歯磨きを済ませてください。
- 検査の1時間前より、コーヒー、お茶、たばこを控えてください。
口臭検査のよくあるご質問
口臭検査に関するよくあるご質問と回答
口臭検査では何が分かりますか?
口臭は発生源によってガスの成分が違うため、各成分の濃度を分析することで、口臭の原因が特定できます。
どのような方法で口臭を検査するのですか?
大学病院などで導入されている「オーラルクロマ」の口臭測定器を使用して診断します。
オーラルクロマは、口臭成分のガス「硫化水素・メチルメルカプタン・ジメチルサルファイド」を3つに分離し、各濃度を測定します。ガスの比重が軽い要素から時間が経過するごとに重い要素へと順に調べていきます。
口臭検査は痛みを伴いますか?
いいえ。痛みはありません。
口臭検査の所要時間はどれくらいですか?
お口の中の空気の採取に30秒ほど、分析に約4分ほどお時間をいただきます。
口臭検査を受ける前に何か準備が必要ですか?
はい。
検査前日はニンニクやネギ、アルコールなど臭いの強い食品をさけていただく必要があります。
検査前日からリステリンなどの洗口剤を控えていただく必要があります。
検査の2時間前までに食事と歯磨きを済ませてください。
検査の1時間前より、コーヒー・お茶・たばこを控えてください。
口臭検査の費用はどれくらいかかりますか?
オーラルクロマでの検査費用は4,400円です。
保険は適用されますか?
いいえ。残念ながら、現在保険適応にはなっておりません。
口臭検査の結果はどのくらいの時間で分かりますか?
約4分ほどお時間をいただいております。
検査結果はどのように伝えられますか?
当日中に検査結果を印刷したものをお渡しし、説明を行っております。
口臭がある場合、考えられる原因をお伝えします。数値で結果が出ますので、客観的な判断が可能です。
口臭の原因にはどのようなものがありますか?
一時的な口臭(起床時・空腹時・緊張時など)、病的なものとして、お口の中が原因のもの(虫歯や歯周病など)、お口以外の原因(呼吸器系・胃潰瘍・肝炎・糖尿病・尿毒症・トリメチルアミン尿症など)があります。当院では、お口の中が原因によるものを治療しております。
口臭が強いと診断された場合、どのような対策が必要ですか?
オーラルクロマにて、
硫化水素が閾値より高かった場合→正しいブラッシングでプラークを取り除き、また舌をキレイにする必要があります
チルメルカプタンが閾値より高かった場合→歯周病の治療が必要かもしれません
ジメチルサルファイドが閾値より高かった場合→食生活の見直しや全身的な病気がないかの確認が必要かもしれません
口臭の改善方法にはどんなものがありますか?
以下の方法が有効かと思われます。
1.正しいブラッシングで歯垢を除去
2.舌をきれいにする
3.マウスウォッシュを使用する
4.歯磨き後にフロスを使う
5.シュガーレスガムをかむ
口臭は歯周病と関係がありますか?
はい。メチルメルカプタンの数値が高い場合は、歯周病との関係が深いと考えられます。これは、歯周病菌の代表であるP.g菌の増殖を促すF.n菌が、メチルメルカプタンを生成するためです。
口臭が食べ物や生活習慣と関係していることはありますか?
はい。口臭の原因となる食べ物には、ニンニク・ニラ・玉ねぎなどのネギ類などがあります。これらの食品には「アリシン」と呼ばれる成分が含まれており、口臭の元となります。
また、アルコールを飲む場合も、お口の中が乾燥し、口臭が強まります。アルコールは肝臓によって「アセトアルデヒド」という臭いの物質になります。
また、麺類・ハンバーグなど、噛む回数の少ない食事が多かったり、早食いであったりすると唾液の分泌量が減り、食べかすがお口の中に残ったり細菌が繁殖して、強い口臭の原因になります。
子どもや高齢者でも口臭検査を受けられますか?
はい。ただし、検査前の注意事項を守っていただくことは必要です。また、お口の中の空気を採取するために、30秒間シリンジをお口にくわえている必要もあります。
口臭検査の結果で他の病気は分かりますか?
ジメチルサルファイドの数値が高い場合、内臓の病気が隠れている場合があります。
ジメチルサルファイドは、揮発性硫黄化合物の一種で、糖尿病・尿毒症・肝硬変・肝がんなどの全身疾患(代謝性疾患)をもつ人で産生されやすい傾向があります。
自宅でできる口臭チェックの方法はありますか?
1.舌の表面を確認する。
口臭の原因となりやすい「舌苔」を確認することで自分の口臭をチェックする方法があります。
2.唾液の臭いを嗅ぐ
口臭がある場合、唾液にもニオイがあることが多いです。まず、手をしっかり洗い清潔にしてから、指をつかって歯間・歯茎・舌の表面を軽くなぞります。次に、その指についた唾液のニオイを嗅ぎましょう。唾液に不快なニオイが感じられた場合、口臭がある可能性が高いでしょう。
3.ビニール袋やコップに息を吹き込む
無臭で清潔なビニール袋もしくはコップを用意します。その中に息を吹き込み、一度密閉してから嗅いでみてください。不快なニオイが感じられた場合は、口臭があると考えられます。
4.デンタルフロスを使用する
デンタルフロスを通常通り歯間に挿入して、食べかすやプラークを取り除きます。そのあと、フロスに付着したニオイを嗅いでみましょう。もし、不快なニオイがする場合、口臭の兆候かもしれません。
5.口臭チェッカーで確認する
口臭確認の便利なツールとして、口臭チェッカーの使用もおすすめです。このアイテムは、口腔内の「揮発性硫化物」を測定し、臭いのレベルで数値で示します。ただし、喫煙直後は正確な数値が得られにくいなど必ずしも正しい結果がでるとは限りません。測定結果はあくまで目安として参考にするのがよいでしょう。
初診の方で当日予約希望の方は、お電話にてご連絡ください