医院コラム

治した銀歯から虫歯になる

虫歯は「治療したら終わり」ではありません

残念ながら、虫歯は一度治療しても再発してしまうことがあります。
1本の歯が再治療できる限界は、一般的に4~5回程度と言われています。

治療した歯が再度虫歯になるイメージイラスト(詰め物のわずかな隙間から細菌が入る様子)

「治したんだから、もう虫歯にはならないのでは?」「元に戻ったんじゃないの?」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし実際には、詰め物と歯の間にほんのわずかなツギハギ(段差や隙間)があるだけでも、そこから虫歯が再発してしまうことがあります。


銀歯は再発リスクが高いとされる理由

保険治療で一般的に使用される銀歯(メタル)は、材料の性質や保険診療の制約により以下の特徴があります。

  • 歯との境目に隙間ができやすい
  • 銀歯の表面にプラーク(汚れ)が付着しやすい
  • 時間の経過とともに腐食や変形が起こりやすい

銀歯の表面に汚れが付着しやすい様子を示す図解

こうした理由から、銀歯は二次カリエス(再度虫歯になること)が起こりやすいと言われています。
腐食や変形によって隙間が広がると、内部のセメントが劣化し、細菌が入り込みやすくなることもあります。


セラミック治療は『再治療リスク』が低いのが大きなメリット

一方、自由診療で使われるセラミックは、銀歯と異なる特徴を持っています。

  • 材料自体が劣化しない
  • 高い精度で作製でき、歯との適合が非常によい
  • 表面がつるつるしていて、汚れやプラークが付着しにくい

セラミックのつるつるした表面と歯との適合の良さを示す比較図

そのため、セラミックは虫歯菌が活動しにくく、長期的に良好な状態を保ちやすいことが期待できます。


結果的に、セラミックは『医療費の削減』にもつながります

虫歯を繰り返すと、歯はそのたびに削られ、治療の選択肢も徐々に限られていきます。
再治療の回数が増えれば、そのぶん治療費もかさんでしまいます。

その点、セラミックは再治療になりにくく、長持ちしやすいという特徴があります。
長い目で見ると、結果的に将来的な医療費の削減につながる可能性が高い治療といえます。

「できるだけ再発を防ぎたい」「長く安心できる治療を選びたい」という方にとって、セラミック治療は一つの有力な選択肢になります。


※本コラムは一般的な特徴を説明したもので、すべての患者さんに当てはまるわけではありません。
治療方法は、お口の状態やご希望に応じて適切にご提案いたします。

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